
秋の関西には、金色に輝くススキとロマンチックな夜景が一緒に楽しめる特別な場所があるのをご存じですか?
自然の息吹を感じる高原で、夕日に染まるススキを眺めながら、大切な人と過ごす時間は格別です。
今回は、恋人・家族・友人とのドライブやデートにぴったりの「関西のススキ×夜景」スポットを5つ厳選してご紹介!
それぞれのスポットの魅力はもちろん、アクセス・駐車場・混雑対策・服装のアドバイスまで、これを読めば秋の高原旅は完璧に。
今年の秋は、感動の絶景とともに思い出を作りませんか?
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生石高原:街明かりと満天のすすきの共演
📍所在地:和歌山県 紀美野町・有田川町
絶景パノラマと黄金のすすき
和歌山県紀美野町と有田川町の境にある「生石高原(おいしこうげん)」は、標高870mの高原に広がる関西有数のススキ名所です。
9月中旬から11月上旬にかけて、風に揺れるススキが朝日や夕日に照らされる様子は圧巻で、時期や時間帯によって異なる色合いを楽しめるのが特徴です。
秋の澄んだ空気と、遠くまで見渡せる360度のパノラマビューが人気で、カメラを構える観光客の姿も多く見られます。
火上げ岩で映えるフォトスポット
生石高原の人気フォトスポットの一つが「火上げ岩(ひあげいわ)」です。
山頂付近に位置する断崖絶壁のダイナミックな岩に座ったり立ったりした写真をインスタなどSNSでよく見かけます。
夕日やススキと組み合わせることで、幻想的な1枚が狙えます。
でも崖の端でポーズをとるときは注意しないといけませんね。
アクセスと駐車場の利用目安
アクセスは阪和自動車道「有田IC」または「有田南IC」から車で約45分ほど。
公共交通機関ではアクセスが難しいため、車での訪問が基本になります。
高原周辺には「山の家おいし」横の第1駐車場をはじめ、複数の無料駐車場が整備されており、混雑期には臨時駐車場も開放されます。
休日や紅葉時期は混雑が予想されるため、午前中の早い時間帯の訪問がおすすめです。
混雑対策と観光のコツ
見頃となる10月中旬〜11月初旬の週末は、特に混雑します。
駐車場が満車になり、周辺道路も渋滞することがあるため、早朝に到着しておくのが賢明です。
また、夕方の時間帯は夕焼けとススキのコントラストを撮影しようとする人々で火上げ岩周辺が混雑するため、撮影スポットを確保するなら早めに現地入りするのがポイントです。
平日の訪問や雨上がりの晴れ間も狙い目ですね。
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曽爾高原:灯籠ライトアップで幻想的な夜景を
📍所在地:奈良県 宇陀郡曽爾村
ススキの大海原が広がる幻想の高原
奈良県と三重県の県境にある曽爾高原(そにこうげん)は、標高800mの高原に約40haのススキ草原が広がる絶景スポットです。
見頃の10月中旬から11月中旬にかけて、一面に銀色の穂が風になびき、まるで海のような光景が広がります。
夕陽に照らされて金色に変わる瞬間は特に美しく、見る者を魅了します。
自然に囲まれたロケーションで、日常から離れた癒しの時間を体験できます。
曽爾高原のふもとには曽爾高原温泉「お亀の湯」があって、露天風呂からの眺めもすてきです。
山灯りイベントで夜景が幻想的に
秋のススキシーズンには、「曽爾高原山灯り(やまあかり)」というイベントが開催され、約200個の灯籠が遊歩道沿いに並び、夜の高原が優しい灯りで照らされます。
日没後から21時までの時間帯で点灯し、夕焼けから夜景へと変わる中、灯りとススキが織りなす幻想的な風景はここでしか見られません。夜の山道を歩くため懐中電灯を持参すると安心です。
開催期間:2025年9月20日(土) ~ 2025年11月24日(月)
開催時間: 日没から21時まで
参加料:無料
アクセスと駐車場利用のポイント
曽爾高原へのアクセスは名阪国道「針IC」から車で約1時間、または大阪市内から車で約1時間半〜2時間ほど。
高原入口に「曽爾高原野口駐車場」があり、駐車料金はバイクは200円・普通乗用車車は1回800円(約150台)。
週末やイベント開催中はすぐに満車になることがあるため、早めの到着が肝心です。
混雑時の工夫と夕方のベストタイム
ススキのピーク時は、土日祝を中心に混雑が予想され、朝8時半ごろには満車になることもあります。混雑を避けるには平日や夕方に訪れるのがおすすめです。
特に灯籠の点灯時間帯は人出が分散する傾向があり、幻想的な夜景も堪能できます。
登山道は整備されており歩きやすいですが、暗くなる前の下山を意識して行動を。
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砥峰高原:銀→金に変わるすすきの波を追って
📍所在地:兵庫県 神崎郡神河町
映画の舞台にもなった広大なススキ草原
兵庫県神河町にある砥峰高原(とのみねこうげん)は、約90ヘクタールの大草原にススキが広がる、関西屈指の自然美を誇る名所です。
秋になると、銀白色のススキが太陽の光で金色に変わり、風に揺れて波打つ様子はとても幻想的。
映画や大河ドラマのロケ地としても知られており、自然と歴史ロマンが融合した魅力があります。
訪れるだけで映画のワンシーンのような感動体験が待っています。
映画やドラマでロケ地になった作品はこちら⬇️⬇️⬇️
>>>映画や大河ドラマの世界に浸れる!砥峰高原で出会う絶景と歴史ロマン
整備された自然歩道と展望スポット
砥峰高原には木道が整備されており、初心者やお子様連れでも安心して散策できます。
途中にいくつかの展望ポイントがあり、そこから見渡すススキの大草原はまるで自然のアート作品。
山々に囲まれた盆地型の地形が生み出す独特の地形とススキのコントラストは、秋の絵画のようです。
写真撮影にも最適で、特に夕暮れ時の逆光で輝くススキは絶景です。
アクセスと駐車場情報
砥峰高原へは中国自動車道「福崎IC」から車で約1時間。
最寄駅からの公共交通は限られているため、車でのアクセスが基本です。
高原入り口には無料の駐車場(約130台分)がありますが、シーズン中は臨時駐車場の開設や有料化されることもあります。
休日やイベント期間中は、朝早く到着することをおすすめします。
駐車場からススキエリアまではすぐなので、荷物を置いて気軽に散策できます。
混雑状況とおすすめの時間帯
紅葉シーズンやススキの最盛期には混雑することもありますが、曽爾高原などに比べると比較的静かに過ごせるのが魅力です。
特に朝の光が差し込む時間帯や、夕暮れにかけて人が少なくなっていく時間は、じっくりと写真を撮りながら自然に浸るのに最適です。
周囲に人工的な建物が少ないため、景観を邪魔されず、まるで物語の中に迷い込んだような気分が味わえます。
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上山高原:車道沿いに輝くすすきドライブ
📍所在地:兵庫県 美方郡新温泉町
穴場の絶景スポットで静かな秋を満喫
兵庫県新温泉町にある上山高原(うえやまこうげん)は、関西でも比較的静かにススキを楽しめる穴場。
標高約946mの山頂付近一帯にススキ草原が広がり、晴れた日には日本海まで見渡せる開放的な景観が魅力です。
頂上付近まで車でアクセスでき、ススキに囲まれた道をドライブしながら秋の風景を堪能できます。
ドライブで楽しめる風景と展望台
高原内にはススキに沿って舗装道路が延び、車を停めて歩けば、揺れるススキの“回廊”を進むような体験も。
山頂の三角点には手作りの「カズラ展望台」があり、ここからは360度の眺望で日本海まで一望できます。
写真映えするポイントが点在し、歩きと車の両方で楽しめるのが上山高原の魅力です。
アクセスと施設案内
アクセスは、鳥取県との県境付近に位置しており、JR浜坂駅から車で約35分、または八鹿氷ノ山ICから国道9号線経由で約1時間10分ほど。
「上山高原ふるさと館」があり、休憩や資料閲覧が可能。無料駐車場やトイレも整備されていて、家族連れでも安心して訪れることができます。
周辺には温泉地も多く、ドライブ旅の拠点としても優秀です。
穴場ならではの静けさと混雑対策
ほかの有名ススキスポットに比べると、訪れる人が少ないため、混雑を避けてのんびり過ごしたい方にはぴったりの場所です。
時間帯による混雑差もほとんどなく、どの時間帯でも比較的自由に散策や撮影が楽しめます。
特に午後の西日がススキに当たる時間帯は、黄金色に輝く草原を静かに味わうベストタイムです。
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岩湧山:夕焼けに染まるすすきと大阪夜景の絶景
📍所在地:大阪府 河内長野市
都市近郊で楽しめる黄金のすすき
大阪府河内長野市にある岩湧山(いわわきさん)は、標高897mの山頂にススキの草原が広がる人気のスポットです。山頂一帯には遊歩道が整備されており、秋には黄金色のススキが山頂を覆い尽くします。
夕焼けに照らされたススキの幻想的な光景と、眼下に広がる大阪市街の夜景が同時に楽しめる、まさに関西随一の「昼夜絶景」が味わえる場所です。
ハイキングと展望のベストルート
岩湧山へは「四季彩館」から登るルートが初心者にも人気。
整備された登山道を片道2時間半〜3時間ほどで山頂に到達できます。
道中には小さな滝や森林道が続き、自然を満喫しながら歩けるコース。
山頂付近のベンチや開けた草原エリアでお弁当を食べたり、ススキの海を眺めながら休憩するのも楽しみのひとつです。
アクセスと駐車場利用の注意点
車でのアクセスは南阪奈道路「美原南IC」から約1時間。
滝畑ダムの駐車場(有料・約1000円)などが利用可能です。
週末は登山者も多く、早めに駐車場に入らないと満車になることがあります。
公共交通では南海高野線・河内長野駅からバスで滝畑ダム方面へアクセスも可能ですが、本数が少ないので要注意です。
混雑と時間帯別の景色の違い
人気スポットのため、午前中〜午後は比較的人出がありますが、日没後の山頂は静けさが戻り、夜景をじっくり楽しめます。
ただし、暗くなる前に必ず下山する必要があるため、夕方には引き返し始めるのが安全です。
早朝登山で雲海とススキを楽しむのもおすすめ。
時間帯によってまったく違った表情を見せる山の風景が魅力です。
秋のススキ観賞で快適に過ごすための服装・持ち物ガイド

秋の高原や山地では、昼間は暖かくても朝夕は一気に冷え込むことがあります。
また、夕景や夜景を楽しむスポットでは、気温に加え風や湿度の影響も受けやすくなります。
ここでは、秋のススキ観賞を快適に・安全に楽しむために、服装と持ち物のポイントをまとめました。
👕 服装の基本:気温差を意識した重ね着スタイル
- 日中:長袖+軽めの羽織り
→ 秋晴れの高原は日差しが強いことも。長袖Tシャツ+ウィンドブレーカーやパーカーがちょうど良いです。 - 朝夕・夜間:防寒着を必ず持参
→ 標高が高い場所では、10月でも気温が一桁台に。フリースや軽量ダウン、防風ジャケットを持参しましょう。 - 登山系スポット(岩湧山、砥峰高原など)
→ 汗をかいた後に冷えることが多いため、吸湿速乾のインナーや替えのシャツがあると快適です。 - 靴選び
→ 登山道や湿った草道もあるため、滑りにくいスニーカーやトレッキングシューズがおすすめ。
ドライブ中心なら歩きやすい靴でOKです。
🎒 持ち物チェックリスト(昼・夕・夜共通)
持ち物 | 用途・理由 |
---|---|
上着・防寒着 | 朝夕や標高の高い場所は冷え込むため |
帽子・サングラス | 晴天時の紫外線・熱中症対策に有効 |
飲み物・軽食 | 自販機がないスポットも多いため |
懐中電灯・ヘッドライト | 曽爾高原などの夜間イベントや、下山・駐車場までの移動に必須 |
カメラ+三脚 | 夕焼けやススキの撮影には安定した三脚が便利 |
レジャーシート | 展望エリアでの休憩やお弁当タイムに |
雨具(折りたたみ傘・レインウェア) | 天候が変わりやすい山間部では必須 |
ごみ袋 | ピクニック後のゴミ持ち帰り用、濡れた荷物の収納にも便利 |
🔦 夜間イベント・夕景鑑賞時の追加対策
- ライトは手持ちよりも「ヘッドライト」がおすすめ
→ 両手が空き、安全に足元を照らしながら移動できます。 - モバイルバッテリーを忘れずに
→ 写真撮影やライト使用でスマホの充電が早く減るため、予備電源があると安心です。 - 虫除け・かゆみ止め
→ 草むらには虫が多いため、スプレーやポケットタイプの虫除けもおすすめ。
このような装備をしておくことで、急な天候変化にも対応でき、気持ちよくススキ観賞を楽しむことができます。
特に夜間のライトアップや夕暮れ後の行動には、安全・防寒・快適さの3つが鍵です。
事前準備をしっかりして、秋の自然を心から堪能してください。
まとめ
関西には、秋になるとススキが一面に広がる美しい高原が点在しています。
生石高原、曽爾高原、砥峰高原、上山高原、岩湧山——それぞれが異なる表情を持ち、ドライブや登山、フォトスポットとしても楽しめる場所ばかりです。
自然の中でリフレッシュしたい人、静かな秋の風景に癒されたい人、または誰かと特別な時間を過ごしたい人。
適切な服装や持ち物を準備しておけば、朝夕の冷え込みや急な天候にも安心して対応でき、快適にススキ観賞が楽しめます。
この秋は、ぜひススキと夕景、または昼間の広がる青空とともに、心に残るひとときを過ごしてみてください。
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