兵庫県神河町に広がる「砥峰高原（とのみねこうげん）」は、秋になると一面にススキが揺れる関西屈指の絶景スポットです。
でも、この場所がただの自然の名所じゃないって知っていましたか？
実は砥峰高原は、これまでにたくさんの映画やテレビドラマのロケ地として使われてきた、“映像の聖地”なんです。広大なススキ草原が作り出す幻想的な風景は、時代劇から青春映画まで、さまざまな作品の中で重要なシーンの舞台になっています。
この記事では、砥峰高原で撮影された代表的な映画やドラマを一挙に紹介！
「どんな作品が、いつ、どんなシーンを撮影したのか。」「どんな俳優たちがこの場所を訪れたのか」まで、詳しくまとめました。
撮影地を知ると、作品の見方もぐっと深まります。
自然と映像の世界、どちらも楽しめる“ロケ地めぐり”の旅へ出かけてみませんか？
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映画『ノルウェイの森』（2010年公開）
撮影日・場所・出演者
映画『ノルウェイの森』は、2008年10月、2009年2月、6〜7月にかけての計21日間、砥峰高原・峰山高原リラクシアの森・谷川地区で撮影。
ロケ出演者は松山ケンイチさん（ワタナベ役）、菊地凛子さん（直子役）、霧島れいかさん（レイコ役）という豪華キャスト。
ロケ地には撮影当時の写真や資料も展示されており、訪れると映画の世界に入り込んだような気分に。
公開日と作品概要
2010年12月11日公開。
村上春樹の世界的ベストセラー小説を原作に映像化した青春ドラマで。
喪失と再生をテーマに、若者たちの揺れる心を描いた名作です。
大河ドラマ『平清盛』（2012年放送）
撮影日・場所・出演者
2011年9月6日・27日に砥峰高原で撮影。
ロケ出演者は中井貴一さん（平忠盛/清盛の父）、中村敦夫さん（平正盛/清盛の祖父）、小日向文世さん（源為義/源義朝の父）、玉木宏さん（源義朝/清盛のライバル）、吹石一恵さん（舞子/清盛の生母）、趙珉和さん（ 鎌田正清/源義朝の側近））、金田明夫さん（鎌田通清/鎌田正清の父）。
忠盛と正盛が語らい、幼い清盛の幼名を決める重要なシーンが撮影されました。
放送概要
2012年1月8日〜12月23日放送。
（第51作目の大河ドラマとして、全50回にわたり放送）
平清盛が武士として権力を握るまでの壮大な歴史ドラマで、雄大な砥峰の風景が印象的に使われています。
大河ドラマ『軍師官兵衛』（2014年放送）
撮影日・場所・出演者
2013年9月25日、砥峰高原にて撮影。
ロケ出演は岡田准一さん（黒田官兵衛）、幼少期の万吉役には若山耀人さん（ 万吉/官兵衛の幼少期）。
第一話・第二話で幼少期の官兵衛がススキを駆ける姿や官兵衛が馬で疾走する場面が撮影され、タイトルバックには金色に輝く砥峰高原の雄大な姿が映し出されました。
放送概要
2014年1月5日から12月21日まで全50回放送。
知略で戦国を生き抜いた黒田官兵衛の生涯を描いたNHK大河ドラマ。
ポチップ
ドラマスペシャル『上意討ち～拝領妻始末』（2013年放送）
撮影日・場所・出演者
2012年11月21日〜23日、砥峰高原で撮影。
ロケ出演は田村正和さん（笹原伊三郎）、松平健さん（浅野帯刀）、田畑智子さん（きく）ら。
砥峰高原では馬と殺陣の迫力あるシーンが撮影されました。
放送日と作品概要
2013年2月9日放送（テレビ朝日系）。
開局55周年記念ドラマとして制作。
現在はAmazonプライムビデオでも視聴可能です。
＞＞＞ドラマSP 上意討ち～拝領妻始末↗
映画『信長協奏曲』（2016年公開）
撮影日・場所・出演者
2015年4月21〜22日、砥峰高原で合戦シーンを撮影。
ロケ出演は小栗旬さん（サブロー／織田信長）、山田孝之さん（伝次郎）、勝矢さん（蜂須賀小六）など。
町内から104人のエキストラが参加し、迫力あふれる合戦シーンが撮影されました。
公開日と作品概要
公開は2016年1月23日。
石井あゆみの人気コミックを実写化した歴史アクション大作。
ポチップ
秋の砥峰高原をもっと楽しみたい方へ
映画やドラマのロケ地としても人気の砥峰高原ですが、秋にはススキと夜景の絶景が楽しめるスポットとしても有名です。
夕方から夜にかけて、銀色のススキが黄金色に変わる瞬間はまさに映画のワンシーンのよう。
関西で秋のススキと夜景を一緒に楽しみたい方は、こちらの記事もどうぞ。
⏩️関西で秋のススキと夜景を一緒に楽しめるスポット5選｜恋人・家族・友達と行きたい絶景高原を読む↗
まとめ：砥峰高原は映像の中の名舞台
砥峰高原は、映画やドラマの世界観をよりリアルに感じられる特別な場所。
『ノルウェイの森』の繊細な感情表現、『平清盛』『軍師官兵衛』の歴史の重厚感、『信長協奏曲』の戦国の迫力――そのすべてが、黄金色のススキに包まれたこの高原で生まれました。
また近年ではSUPER EIGHTのMV「LIFE GOES ON」にも登場し、映像の舞台として今も注目を集めています。
訪れれば、あなたも名シーンの一部になったような気持ちになれるはず。
映画ファンにも、自然を愛する人にもおすすめのロケ地です。
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