
おせち料理の中に入っている、鮮やかな黄緑色の実を見て「この緑の実は何?」と思ったことはありませんか?
一見すると梅やぶどうのようですが、正体は 若桃甘露煮 です。読み方は「わかももかんろに」。
はじめは「このお店のおせち料理だけに入っている特別な具材かな?」と思っていたのですが、若桃甘露煮のことを知ってから改めて見てみると、市販のおせちの中にもけっこう入っていることに気づきました。
若桃には「いつまでも若々しく」という願いが込められていて、彩りだけでなく縁起物としての意味も持っています。
この記事では、若桃甘露煮の意味や味わい、どこで買えるのか(イオン・カルディ・業務スーパー・楽天)まで詳しく解説します。
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若桃とは?読み方と特徴
「若桃」とは、桃がまだ熟す前の小さな状態で収穫された果実です。
見た目は青梅のように黄緑色で、小粒なのが特徴。読み方は 「わかもも」。
おせちに入っているときも、黄緑の実=若桃甘露煮だと覚えておくと分かりやすいですね。
若桃甘露煮とは?どんな味?

若桃を砂糖のシロップで甘く煮たものが 若桃甘露煮(わかももかんろに)。
シャキッとした歯ごたえと、ほんのり酸味のある爽やかな味わいが特徴です。
見た目は小さな梅やぶどうのようですが、れっきとした桃の果実。
彩りのアクセントとして和風・洋風どちらのおせちにもよく合います。
おせちに若桃甘露煮が入っている意味
おせち料理にはそれぞれ縁起が込められています。
- 数の子 → 子孫繁栄
- 田作り(ごまめ) → 五穀豊穣
といったように、若桃にも意味があります。
若桃は「若さ」をイメージさせることから、「いつまでも若々しく」 という願いが込められています。
若桃の若という言葉が若さにつながっているように思えますが、美容や健康に役立つ成分も含まれているため、
「いつまでも若々しくいられますように」というのも納得がいきますね。
そして、黄緑色の果実は重箱の彩りを明るくし、見た目にも華やかさをプラスしてくれます。
また、おせちに入る果物の甘露煮には若桃のほかに 金柑甘露煮 もあり、
こちらは「金冠(きんかん)=金の冠」を連想させ、富や繁栄、金運アップを願う意味があります。
同じ甘露煮でも、それぞれ違う願いが込められています。
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若桃甘露煮はどこで売ってる?
若桃は夏が旬の果物なので、生の実は年末には手に入りません。そのため、おせち料理に使われる若桃はほとんどが 瓶詰めや缶詰の甘露煮 として販売されています。
確実に購入できるのは ネット通販(楽天市場・Amazonなど)。特に楽天市場なら、おせちシーズン以外でも通年取り扱いがあるので安心です。
おせち用におすすめの若桃甘露煮
おせち料理の彩りに欠かせない若桃甘露煮。
「いつまでも若々しく」という願いが込められた縁起物で、盛り付けが一気に華やかになります。
▶ 楽天で若桃甘露煮をチェックする
若桃甘露煮は自分で作れる?
レシピとしては、
- 若桃を下ゆでしてアクを抜く
- 砂糖を入れて煮詰める
とシンプル。
ほかの果物で作る甘露煮やシロップ漬けやジャムと同じ要領で作れるのだけど、「若桃そのもの」が市場にほとんど出回らないため、自宅で一から作るのは難しいのが現実です。
確実に食べたい場合は、市販の甘露煮を利用するのがベストです。
まとめ
- おせちの緑の実=若桃甘露煮(わかももかんろに)
- 縁起の意味は「いつまでも若々しく」
- 爽やかな酸味とシャキッとした食感が特徴
- 生の若桃は入手困難なので、通販(楽天)が確実で便利
海老のうま煮が「腰が曲がるまで健康で長生きできますように」という意味を持つように、若桃甘露煮と一緒にいただけば、ずっと若々しく長生きできそう ですね^^
新しい年を迎えるおせちに、若桃甘露煮を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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