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冬至の柚子風呂のやり方と意味|入れる数・切り方・残り湯の使い方まで解説

冬至 柚子風呂 ゆず風呂

冬至といえば、ゆず風呂。
でも実際、「いつ入るの?」「ゆずは切る?」「その後どうすればいいの?」と迷うことも多いですよね。
この記事では、冬至に柚子風呂に入る意味や由来から、正しい入れ方・数・後片づけの方法まで、
実際に家庭でできるやさしいやり方を紹介します。
さらに、肌がピリピリする原因や再利用のコツ、余った柚子の活用アイデアもまとめました。
冬至の夜は、香りに包まれながらゆったりとお風呂で運を呼び込みましょう。

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目次

冬至に柚子風呂に入る意味とは?日にちと由来

冬至に柚子風呂に入るのは、昔から体を清めて新しい運を迎えるための風習です。
一年のうちで最も夜が長い日に、ゆず湯で体を温めて無病息災を願う――そんな日本の知恵が今も受け継がれています。

冬至と柚子風呂の由来や縁起

冬至は、一年のうちで昼が最も短く夜が最も長い日。
古くから「一陽来復(いちようらいふく)」といって、この日を境に太陽の力が戻り、運気が上向く節目の日とされてきました。
そんな冬至の日に入る柚子風呂には、体を清めて新しい運を呼び込むという厄除けの意味があります。

また、冬至(とうじ)は「湯治(とうじ)」、柚子(ゆず)は「融通(ゆうずう)が利く」に通じるとされ、
「お風呂に入って融通がきくように」と語呂合わせの縁起からも柚子風呂に入る風習が広まりました。

柚子風呂でリラックス

昔から冬至の日に柚子湯に入ると「風邪をひかずに冬を越せる」と言われています。
寒さが厳しくなるこの時期に体を温め、柚子の香りで血行を促進し、心までリラックスできる――まさに健康祈願と癒しを兼ねた日本の知恵です。

柚子風呂いつ入る?

柚子風呂に入る日は冬至当日です。
冬至は毎年12月21日か22日ごろで、2025年は12月22日(日)になります。

この時期になるとスーパーや八百屋さんの店頭にも黄色く香る柚子が並び、お店によっては「12月22日は冬至です。」と書かれたポップやお知らせが貼られるので「冬至だ!」ということがわかります。
冬至の夜にゆず湯で体を温めるのが、日本ならではの季節の風物詩です。

柚子風呂のやり方|入れる数・切り方・ネットの使い方

冬至の柚子風呂のイメージ 湯船に浮かぶ柚子

お風呂に柚子を浮かべるときは、丸ごとそのまま入れるのが基本です。
なぜなら、柚子を切ると果汁や精油が湯船に溶け出し、
皮膚への刺激が強くなってしまうことがあるからです。

とくにお子さんや敏感肌の方は、切らずに丸ごとネットに入れるのが安心。
軽く表面をこすったり、指で押して香りを立たせるだけでも、
ふわっと柚子の香りが広がります。

柚子風呂の基本

お風呂に柚子をそのまま浮かべるだけでもOKですが、香りをしっかり楽しみたい場合は、半分にカットしたり、丸ごとのゆずに切り込みを入れたりします。

基本の入れ方

  • ゆずの数:お風呂に入れる柚子の数は3〜5個が目安。
    お風呂の大きさや香りの好みに合わせて、入れる数を調整する。
  • 切り方:丸ごと 、半分にカット、輪切り、皮に切り込みを入れ、爪で皮にキズをつけるなど。
  • ネット使用:ネットに入れると後片付けが楽。

ゆずの数は、好みもあるでしょうが家庭用の浴槽では3〜5個あれば充分だと思います。
ゆずの1個の値段も高めですしね。
ちなみにうちでは、ゆず2〜3個に入浴剤の花王のバブのゆずを1個入れます。

切り方は、お子さんや敏感肌の方は切らずに丸ごとネットに入れるのが安心。
なぜなら切るとゆずの成分がお湯に出て、肌を刺激するからです。
特に肌が弱い方は丸ごとのゆずでもネットに入れるのが安心です。

ネットはスーパーで柚子を買うと不織布などの袋が付いていることもあります。
洗濯ネットや排水口の水切りネットやストッキングやガーゼなどで代用できます。
ガーゼはまわりをぬって袋状にしたりそのまま包むだけでも大丈夫です。

ゆずの中から出た果肉や種などで排水口が詰まらないように、ネットやガーゼ袋に入れて使うのがおすすめです。

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チクチク・ピリピリするのはなぜ?肌荒れを防ぐコツ

柚子風呂に入ったときに、肌がチクチク・ピリピリと感じることがあります。
これは、ゆずの皮に含まれる精油成分リモネンがお湯の中に溶け出して、肌を刺激してしまうためです。
肌が弱い方でなくてもゆず風呂で肌がピリピリしたりかゆくなった経験がある人も多いと思います。

ピリピリの主な原因

  • 切った柚子を直接湯船に入れている
  • 果汁が多く出ている(香りを出そうと強くもんだ)
  • 肌に傷やかき傷がある
  • 敏感肌・乾燥肌でバリア機能が低下している

肌荒れを防ぐコツ

  1. 柚子は丸ごと使う(切らない)
     → 果汁や精油が出すぎないので刺激が少ない。
  2. ネットに入れて浮かべる
     → 果皮が直接肌に触れにくくなり安心。
  3. 長湯をしすぎない
     → 柚子の成分が時間とともにお湯に溶け出し、刺激が強くなることがあるため
  4. シャワーでよく流す
    → 柚子の油分や酸が肌に残ると刺激になることがあるため

肌のピリピリ感など刺激が心配なときは、柚子の入浴剤を使うのもおすすめ。
香りだけでも十分にリラックス効果が得られ、肌への刺激も抑えられます。

私ごとですが、ゆず風呂に入ると、冬至の次の日もついまた入りたくなるんですよね。
だから「ゆずのバブ」を買っておくと、しばらくおうちでゆずの香りのお風呂が楽しめておすすめです🍊

柚子風呂の後どうする?残り湯や柚子の再利用法

冬至の夜に楽しんだ柚子風呂。
気になるのは「このあとどうすればいいの?」ということですよね。
せっかくのゆずもったいないからもう少し活用したいし、残り湯は使えないの?と、そんな方も多いと思います。

残り湯は洗濯に使える?

入った後のゆず湯は、洗濯には使わないほうが安心です。
ゆず湯に混じった果肉や種や成分で服の素材や色(特に白色)によっては、生地を痛めたり匂い移り、色移りや変色してしまうかもしれません。
洗濯機にトラブルが起こる可能性もあります。

残り湯を使うなら浴室掃除に
ゆずの皮に含まれる成分のクエン酸には水垢や石けんかすの汚れを落としてくれる効果があります。
使用後のゆずを捨てる前にゆずの皮で浴槽や床をゴシゴシ洗って残り湯で流すといいですね。

ゆずの残り湯を流すときは、なかに果肉や種や皮が残っていないか確認してからじゃないと、排水溝をつまらせる原因になります。
丸ごと入れたゆずでもゆずがいつの間にか潰れてしまっていたり、ちょっとさわって潰れてしまっていることもあります。

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ゆずは2日目もゆず風呂に使える?

一度お湯に入れた柚子は成分が抜けてしまい、雑菌も繁殖しやすくなります。
その日のうちに取り出して処分するのが衛生的です。

ゆずその再利用方法

ゆず風呂のあとの使ったゆずの再利用法としてよくあるのが、ゆずの皮を乾燥させて芳香剤や消臭剤として使うというもの。
めんどうなことはしたくないという人におすすめは、ネットに入れたゆずを浴室につるしておいたり、洗面器などに入れて置いておくということ。
私はゆず風呂の次の日はよくそうしていますよ。
次の日も浴室がゆずのいいにおいでリラックスできます。

冬至の次の日もまたゆずを入れてお風呂に入りたいなぁって思ったりもするけど、2日目って丸ごと入れたゆずでも知らないうちに潰れたり破れたりして中身が出やすくなったりしてるので、つるして香りを楽しんでます。

使ったゆずを食べるのはNG!

お風呂に入れた柚子を食べるのは美味しくないし衛生的によくないです。
食用に使いたい場合は、お風呂用と別に買っておくといいですね。

柚子風呂の効果|香りと温浴で心も体もぽかぽか

冬至の柚子風呂のイメージ

柚子風呂には、見た目の華やかさだけでなく、体を温め、心をほぐすうれしい効果がたくさんあります。
柚子の皮に含まれるクエン酸やビタミンCには、血行を促進して冷えをやわらげ、肌をすこやかに保つ働きが期待できます。
また、柚子の香り成分であるリモネンには、リラックス効果があるとされており、湯気とともに広がる香りを感じるだけでも気分が安らぎます。

ゆず風呂に入ると期待できること

  • 体を芯から温めて冷え性をやわらげる。
  • 血行を促して疲れをほぐし、リラックスできる。
  • クエン酸やビタミンCが肌をすこやかに整える。
  • 柚子の香りで気分がやわらぎ、安眠しやすくなる。

冬至の日にゆず風呂に入るのは、ただの風習ではなく「一年の疲れを落とし、運を呼び込むためのリセット時間」と考えて心と体をじっくり整えるといいですね。

入浴できないときは?手軽に楽しむゆず湯

冬至の日にゆず風呂に入りたいけれど、体調や時間の都合で入浴がむずかしいこともありますよね。
そんなときも、ゆずの香りを取り入れるだけで気分が和み、冬至の運気アップを感じられます。

足湯や手浴で「プチゆず湯」気分に
・ゆず湯に入れない、そんなときは洗面器にお湯をはってゆずを浮かべるだけの足湯が気持ちいい。
足湯にすれば体もじんわり温まり、血行促進にも◎

・足湯ができないときは洗面器にお湯とゆずを入れて手をつけて洗う手浴はどうでしょうか?。

ゆず湯+タオルでいい香り

・またゆずをお湯に浸してしぼったタオルを、顔や首にあてる“ゆず蒸しタオル”もおすすめです。

ゆず湯でしぼったタオルで顔や首をやさしく拭くだけでも。

ほんの少しでもゆずの香りにふれることで、「運気が上を向く」「風邪をひかずに冬を越せる」といわれる冬至の縁起を感じられます。

生のゆずが手に入らないときは?入浴剤タイプで冬至気分を楽しむ

冬至の日に「ゆず湯をしよう」と思っても、スーパーで売り切れていたり買いに行けなかったり…。
生のゆずが手に入らない方や、香りだけでも楽しみたい方には、入浴剤タイプの「ゆずの香り」で気分だけでも冬至気分を楽しみましょう。

■入浴剤タイプで冬至気分を味わう
個包装で使いやすく、やさしい香りが人気です。
家族で使えるたっぷりサイズ。


冬の贈り物にはこんな可愛いセットも
見た目も華やかで、プチギフトにもぴったり。
冬至の日の贈り物やお礼・手土産にも喜ばれるセットです。


まとめ|冬至の日はゆずの香りで心も体もリセット

冬至に柚子風呂に入るのは、古くから続く日本の知恵です。
一年でいちばん夜が長い日に体を温め、香りに包まれて心を整えることで、
新しい年を健やかに迎える準備ができます。

入浴がむずかしい日でも、足湯や手湯、ゆずタオルなどで香りを楽しむだけでも十分。
無理のない方法で季節の行事を感じ「風邪をひかずに冬を越せますように」「良い運が巡ってきますように」と願いながら、あたたかなひとときを過ごしましょう。

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冬至に食べて運気アップの運盛り7種の栄養やおすすめの食べ方↗

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