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蚊取草やニームは本当に蚊よけになる?効果と育て方・置き場所のコツ

夏になると厄介なのが「蚊」ですよね。
虫除けスプレーや蚊取り線香も便利ですが、「できれば自然な方法で蚊を遠ざけたい」と思う人も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが「蚊よけ植物」。園芸店や通販サイトで「蚊取草」「蚊嫌草」「蚊除け草」「蚊香龍」、そして「ニーム(インドセンダン/ミラクルニーム)」といった名前で販売されている植物たちです。

実はそれぞれ呼び方が違うだけで、同じ種類の仲間であることが多いのです。
さらに、どちらも見た目がきれいでグリーンインテリアとして楽しめるのも魅力。
玄関やベランダに置けば、ちょっとした蚊よけになりながらおしゃれな空間づくりにも役立ちます。
この記事では、これらの蚊よけ植物の正体や特徴、育て方や置き場所のコツを紹介します。

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目次

蚊取草やニームは同じ?呼び名の違いと正体をまず解説

蚊取草/蚊連草/蚊嫌草/蚊除け草/蚊香龍のちがいは?

蚊よけ植物まとめ|蚊取草やニームは本当に効く?育て方と置き場所のコツ

園芸店やネット通販でよく見かける「蚊取草(かとりそう)」「蚊連草・蚊嫌草(かれんそう)」「蚊除け草(かよけそう)」「蚊香龍(カコロン/カコウロ)」──。呼び名はさまざまですが、ほとんどは同じ植物「ハーブゼラニウム(別名:ニオイゼラニウム/センテッドゼラニウム)」を指しています。
このハーブゼラニウムは、レモンのように爽やかな香りを持ち、蚊が嫌うとされる香り成分を含んでいるのが特徴です。そのため昔から「蚊よけになる観葉植物」として販売されてきました。
つまり名前が違っていても、基本的には同じ種類のゼラニウムの仲間です。

ニーム/ミラクルニーム/インドセンダンの違いは?

蚊よけ植物まとめ|蚊取草やニームは本当に効く?育て方と置き場所のコツ

「ニーム」「ミラクルニーム」「インドセンダン」──名前は違っていても、どれも同じ植物を指しています。
この木の正式な学名は アザディラクタ・インディカ(Azadirachta indica)。インド原産の常緑樹で、日本では「インドセンダン」と呼ばれています。
園芸店や通販では「ミラクルニーム」という商品名で売られていることが多く、「奇跡の木」とも言われるほど幅広い利用法で知られています。
つまり、呼び名が異なるだけで、基本的には同じニームのことと理解して大丈夫です。

ゼラニウム系とニーム系の香り成分の違い

蚊取草などのゼラニウム系は、シトロネラールやゲラニオールといった香り成分を含みます。
レモンのように爽やかな香りが特徴で、蚊が寄りにくいとされてきました。

一方、ニーム(インドセンダン)には「アザディラクチン」という天然成分が含まれており、蚊をはじめとした害虫の成長や食欲を妨げる働きがあります。

つまり、ゼラニウムは「香りで避けるタイプ」、ニームは「虫そのものの生態に作用するタイプ」と覚えると理解しやすいです。
ゼラニウムは観葉植物として香りや見た目を楽しみながら蚊よけのプラス効果、ニームは園芸や家庭菜園で害虫対策の補助として取り入れると安心です。
どちらも「万能な虫よけ」と思うより、暮らしを快適にするサポート役として活用するのがポイントです。

蚊よけ植物に期待できること・できないこと

「蚊よけ植物を置くだけで蚊が全くいなくなる」というのは誤解です。
これらはあくまで補助的な蚊対策で、蚊の数を少し減らしたり、近寄りにくくする効果がある程度。
完全に防ぐには、網戸・扇風機・虫除けスプレーなどの基本的な対策と併用することが大切です。
インテリアを楽しみながら「プラスαの蚊対策」として取り入れると、期待とのギャップがなく失敗しません。

蚊取草やニームは補助的な蚊よけとして取り入れられますが、日常の工夫も欠かせません。
👉 蚊が嫌いな匂いや環境・便利グッズをまとめた記事はこちら

日常の蚊対策と組み合わせでより効果的に使うコツ

効果を感じやすい置き場所は、玄関やベランダ、窓辺など蚊が入りやすい場所です。
出入り口に香りが広がるように置くと、蚊が寄りにくくなります。さらに、葉を指で軽くこすると香りが強まり、効果を感じやすくなります。
日常の蚊対策と組み合わせることで、蚊よけ植物の魅力をより活かすことができます。

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インテリアグリーンとしての蚊取草・ニームの楽しみ方

蚊取草は可愛い葉姿で室内に映える

蚊取草は小さな葉が密集して茂り、コンパクトでかわいらしい姿をしています。窓辺や玄関に置けば空間が明るくなり、爽やかな香りと緑の葉がナチュラルな雰囲気をプラスしてくれます。

ニームは観葉植物として存在感がある

ニームは大きめの葉と濃い緑色が特徴で、観葉植物としても人気があります。鉢植えで育ててもボリューム感があり、成長すればシンボルツリーのような存在感を発揮します。アジアンテイストやナチュラルスタイルのインテリアに特によく合います。

香りや緑を楽しみながら蚊対策をプラス

蚊取草の柑橘系の香りはリフレッシュ効果があり、出入りのたびに心地よさを感じられます。
ニームは香りは控えめですが、濃い緑の葉姿が空間を引き締めてくれます。
どちらも置くだけで蚊がいなくなるわけではありませんが、補助的に蚊が寄りにくくなる効果が期待できるのが魅力です。

おしゃれな鉢カバーでインテリアに合わせる

陶器やカゴ型の鉢カバーを使うと、インテリア性がぐんとアップします。北欧風・ナチュラル風・モダン風など、部屋のスタイルに合わせて選べば、観葉植物として一層映えます。

蚊よけ効果と癒しを両立できるグリーン活用法

蚊取草やニームを取り入れることで、インテリアの癒し+蚊よけの補助効果を同時に楽しめます。お部屋の雰囲気を彩りながら、日常の蚊対策にプラスできるのが最大の魅力です。

蚊取草・ニームの育て方の基本

■置き場所と日当たり
蚊取草もニームも、日当たりと風通しの良い環境を好みます。
室内では明るい窓辺、屋外ではベランダや玄関先に置くのがおすすめです。
ただし真夏の強い直射日光は葉焼けの原因になるため、半日陰に置くと安心です。

■水やりのポイント
水やりは「土の表面が乾いてからたっぷり」が基本です。
受け皿に水をためっぱなしにすると根腐れの原因になるので、必ず捨てましょう。
水はけの良い培養土を使うとより管理が楽になります。

■寒さ対策
蚊取草:やや寒さに弱く、気温が5〜10℃を下回る地域では冬に室内へ取り込むと安心です。
暖地では屋外で冬越しできる場合もあります。
ニーム:熱帯性の植物で寒さに特に弱いです。
気温が10℃を下回ると生育が止まり、4〜5℃以下では葉が落ちたり枯れる危険があります。
必ず室内の暖かい場所に取り込みましょう。

■剪定と管理
どちらの植物も枝が伸びすぎたら剪定することで形が整い、新しい葉が出やすくなります。
蚊取草は剪定時に香りが強まり、ニームは枝を整えることで元気に育ちます。
定期的に手入れすれば、初心者でも比較的育てやすいグリーンです。

■蚊取草やニームは園芸初心者でも始めやすく、通販なら苗や鉢植えが手軽にそろいます。
「まずは気軽に育ててみたい」という方は、楽天市場で探してみてはいかがでしょうか?

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まとめ

蚊取草やニームは、呼び名こそさまざまですが、いずれもインテリアとして楽しみながら蚊よけをプラスできる植物です。ゼラニウム系は爽やかな香りで蚊を寄せにくくし、ニームは存在感ある緑で空間を彩りながら害虫対策にも役立ちます。

もちろん「置くだけで蚊がいなくなる」わけではありませんが、日常の工夫と組み合わせれば、暮らしを快適にするサポート役として十分活躍してくれます。

玄関や窓辺に置けばちょっとした蚊よけになり、おしゃれな鉢に植えればお部屋の雰囲気をアップ。癒しと実用性を兼ね備えたグリーンとして、夏の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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