MENU

冬至に食べて運気アップの運盛り7種の栄養やおすすめの食べ方

冬至といえば「かぼちゃ(なんきん)」と「ゆず湯」ですが、実はもう一つ、幸運を呼ぶ風習があるのをご存じですか?
それが「運盛り(うんもり)」です。
冬至の日に“ん”のつく食べ物を食べて、運を呼び込み運気をアップさせというものです。

冬至は一年で最も日が短く、太陽の力が最も弱まる日。
この日を境に再び日が長くなっていくことから、「一陽来復(いちようらいふく)」=“運気のリセットと再生”の象徴とされています。
つまり冬至は、悪い流れを断ち切り、これからの幸運を呼び込む節目のタイミングなのです。

スポンサーリンク

目次

冬至の運盛りとは?「ん」が2つで運が2倍!

運盛り7種 冬至 運盛り 七種 ななくさ 食材一覧

運盛り(うんもり)」とは、冬至に“ん”のつく食べ物を食べることで幸運を呼び込む風習の総称です。
その中でも、特に縁起が良いとされる7種類の食材をまとめて「冬至の七種(とうじのななくさ)」と呼びます。

「冬至の七種(ななくさ)」は、名前に“ん”が2つ以上入る特に縁起の良い7つの食材(なんきん・れんこん・にんじん・ぎんなん・きんかん・かんてん・うんどん)を指します。
“ん”は“運”にも通じるため、「ん」が2回入る=“運が2倍”になるというわけです。

冬至の七種(ななくさ)一覧と意味・栄養・おすすめの食べ方

冬至の七種(ななくさ)は、名前に“ん”が2つ入る七つの食材のこと。
すべて“運”を呼び込む縁起物であると同時に、冬の寒さを乗り切るための栄養がたっぷり詰まっています。
それぞれの食材の意味やおすすめの食べ方を紹介します。

運盛り七種の食材

・南瓜(なんきん) ・蓮根(れんこん) ・人参(にんじん) ・銀杏(ぎんなん) ・金柑(きんかん)・寒天(かんてん) ・饂飩(うんどん→うどん)
この7つの食材が七種と言われています。

運盛り食材・南瓜(なんきん)

冬至 運盛り 南瓜 なんきん かぼちゃ 縁起食材

意味・縁起
「ん」が2つ入り、“運”を呼び込む代表格。古くは「南京(なんきん)」とも呼ばれたことから、運盛りの筆頭とされています。
栄養と効能
βカロテン・ビタミンEが豊富で、免疫力アップ・冷え対策にぴったり。皮やワタにも栄養があります。
食べ方のヒント
定番の煮物のほか、かぼちゃの天ぷら・グラタン・ポタージュ・プリンなどおかずからスイーツまでアレンジ自在です。
皮にも栄養があるので、煮物にして皮ごと食べるといいですよ。

運盛り食材・人参(にんじん)

冬至 運盛り 人参 にんじん 緑黄色野菜

意味・縁起
赤い色は魔除けや健康祈願の象徴。家庭の食卓には欠かせない運盛り食材です。
栄養と効能
βカロテンが豊富で、皮膚や粘膜を守り、風邪予防に効果的。油と一緒に摂ると吸収率がアップします。
食べ方のヒント
炒め物、煮物、スープ、豚汁、カレーやシチューなど万能。
生のにんじんにはビタミンCを壊す酵素が含まれているので、生よりも加熱、または酢と組み合わせるのがおすすめです。
加熱するとにんじん特有のにおいも減ってにんじん嫌いの人でも食べやすくなります。

運盛り食材・蓮根(れんこん

冬至 運盛り 蓮根 れんこん 見通しの良い縁起物

意味・縁起
穴があいていることから「先を見通す」縁起物とされます。
栄養と効能
ビタミンCが豊富で、加熱しても壊れにくいのが特徴。食物繊維も多く、腸内環境を整えます。
食べ方のヒント
筑前煮やきんぴら、天ぷら、サラダなど幅広く活躍。シャキシャキ食感を楽しんで。
れんこんは、ほとんどの人が加熱して食べると思いますが、加熱してもビタミンCが残るとはうれしいですね。
れんこんは調理する前に1分レンチンしてから切ると薄くスライスしやすいです。

運盛り食材・銀杏(ぎんなん)

冬至 運盛り 銀杏 ぎんなん 縁起食材


意味・縁起
子孫繁栄・長寿の象徴とされ、秋から冬にかけての代表的な縁起食材。
栄養と効能
ビタミンCやカロテンを含み、風邪予防に効果的。
食べ方のヒント
お祭りの屋台にあるような煎って食べる焼きぎんなんや茶碗蒸しが定番。
市販の茶碗蒸しにはぎんなんが入っていますね。
殻をむいたむき身のぎんなんが水煮や冷凍で通販されたものもありますよ。
食べすぎると中毒を起こすことがあるので、一度に食べすぎないよう注意。

運盛り食材・金柑(きんかん)

冬至 運盛り 金柑 きんかん 金運アップ 縁起物


意味・縁起
「金」の字が入り、金運アップの象徴!
栄養と効能
皮ごと食べられ、ビタミンCやポリフェノールが豊富。のどの痛みや風邪予防にぴったり。
食べ方のヒント
甘露煮、ジャム、金柑ゼリーなど。皮のほろ苦さが大人の味です。
かじると皮と果肉の苦みと独特の甘みがあります。
皮に栄養がたくさんあるから皮ごと食べるのがおすすめ。
皮が苦手なら皮ごと似て作るきんかんの甘露煮やジャムを作っても。

運盛り食材・寒天(かんてん)

冬至 運盛り 寒天 かんてん 食物繊維 縁起食材


意味・縁起
寒さの“寒”が入ることから、冬を無事に越す願いが込められています。
栄養と効能
食物繊維が豊富で、便秘対策・血糖値の安定にも役立ちます。ノンカロリーなのも嬉しいポイント。
食べ方のヒント
フルーツやジュース・牛乳・コーヒー・紅茶などの飲み物と組み合わせた寒天ゼリーや、水ようかん、寒天プリン、杏仁豆腐などデザートとして色々使える。
冷たいおかずも作れます。

運盛り食材・饂飩(うどん)

冬至 運盛り うどん うんどん あったか料理


意味・縁起
「ん」が2つ入り、運を“飲み込む”とされる食材。
栄養と効能
炭水化物中心ですが、体を温め、元気をつける冬の定番。
食べ方のヒント
野菜や卵をのせた鍋焼きうどん、味噌煮込みうどんなど、冬至の日にぴったりのあったか料理です。ます。
山梨県の郷土料理のほうとうは、独特の麺にかぼちゃや野菜、肉など入れてみそ仕立ての汁で煮込みますが、冬至の運盛り食材のなんきん・れんこん・にんじんを入れると栄養的にも運盛り的にもばっちりですね、

スポンサーリンク

七種以外の「ん」が2回入る縁起食材

冬至の七種以外にも、「ん」が2回入る“ダブルん食材”をさがしました。

  • いんげん
  • はんぺん
  • あんぱん
  • あんまん
  • ぽんかん
  • きんとん
  • 天丼(てんどん)
  • 乾麺(かんめん)
  • ちゃんぽん

担担麺(たんたんめん)やワンタンメンなら『ん』が3つ『トリプルん』ですよ!!
さがせばもっとありそう。

冬の七草といわれる食材は昔から食べられてる冬が旬な栄養の豊富な食材。
きっと寒い冬を乗り越え栄養を蓄えるために選ばれた先人の知恵が生かされた食材なんだと思います。

スポンサーリンク


冬至に食べたい開運献立のアイデア

冬至の日に七種をすべて食べるのは難しそうに見えるけど、組み合わせ次第で簡単に取り入れられます。

昼食: 茶碗蒸し(ぎんなん入り)
おやつ: 金柑と寒天のゼリー
夕食: 夜は土鍋でうどん・かぼちゃ・にんじん・れんこんを入れたほうとう風うどん
かぼちゃ・にんじん・れんこんの天ぷらをのせたあったかうどん

これで一日で「七種」がすべてそろう“フル運盛り献立”になります。
食卓に“ん”のつく食材を並べるだけでも、冬至の夜が少し特別な時間になりそうです。

まとめ:冬至は「ん」の力で運を呼び込む日

冬至の「運盛り」は、“ん”が2つ入る食材で運を2倍にするという日本ならではの風習です。
運盛り七種(なんきん・れんこん・にんじん・ぎんなん・きんかん・かんてん・うどん)は、どれも冬の寒さを乗り越えるための栄養満点の食材ばかり。
一陽来復の節目に、体を温め、気持ちを前向きに整える“食の開運習慣”として、今年の冬至に取り入れてみてはいかがでしょうか。

\冬至には「ゆず湯」で運を呼び込む習慣も🍊/
冬至の日には、「食べて運を呼ぶ」運盛りだけでなく、「湯に入って運を呼ぶ」ゆず風呂の風習もあります。
一年の疲れを癒やしながら、香りと温もりで運気をアップさせてみませんか?

冬至にゆず風呂に入る意味とやり方はこちら↗

スポンサーリンク

目次